モーニングアフターピルは、日本語では緊急避妊薬と呼ばれるもので、妊娠を望まない性交渉をしたさいに何らかの理由で膣内での射精が行なわれてしまった場合に飲むための薬です。モーニングアフターピルが必要なケースとしては、コンドームの破損、脱落が多く、また避妊を行なわったことや、レイプなどのケースがあります。いずれにしても女性が妊娠を望まない状態で性行為が行われた場合にモーニングアフターピルが利用される傾向にあります。
モーニングアフターピルはその性質上、緊急避妊であるため産婦人科がある病院の外来で処方してもらう必要があります。ただしモーニングアフターピルを必ずしも取り扱っている病院ばかりではないので、外来で訪れる前に薬を扱っているか確認してから訪れる方が無難です。なお外来で訪れたからといってすぐに処方してくれるわけではなく、最後に月経がいつごろであったか、その周期の単位、妊娠の可能性がある性行為が行われた日やその時の避妊方法などの問診が行なわれ、また妊娠の有無や病気の有無などが検査されます。これはモーニングアフターピルがそれだけリスクの高い薬であることに起因しています。また避妊率も100%というわけではなく2%程度は妊娠を防止できなったというデータがあり、また多くの場合には72時間以内に薬を服用する必要があります。
モーニングアフターピルの仕組みは従来のピルと同様で妊娠をしようとするホルモンを抑制する作用があります。しかし、緊急避妊薬の場合には効果をすぐに出さなければならないため、ホルモンの濃度が強く、そのため、ホルモンバランスへの影響から副作用が強く出るリスクがあります。またモーニングアフターピルはあくまでも緊急避妊のための薬であり、妊娠を望まない場合には低用量ピルを利用する方が身体への負担を軽減することができます。